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秋の寓話
高く大きく偉大な樹の王が神に祈りました。
「神よ。私はもう充分長く生きました。永遠の眠りにつかせて下さい。」
「樹の王よ。お前はその体で、幾多の若き命を護ってきた。獣も鳥も
そしてお前の子達を優しく抱いて。荒れ狂う嵐、吠える稲妻からも
永きに渡って守り通してきた。永遠の眠りにつく前に、お前の願いを
ひとつ叶えてあげよう。」
「私の願いはただ一つ。私の森に降り注いだ雨のあと、大空にかかる
あの美しい虹の色で私を包んで下さい。」
神は、偉大な樹の王を七色の光で包むことを約束しました。
樹の王は、微笑みながら安らかな眠りにつきました。“Roi de la foret”
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脈絡もなく
天高く、柿。
地を這う、ハヤトウリ。
そして、久しぶりの「すみ」。
秋ですね~。
“Belle saison”
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結婚記念日は山の上
10月10日結婚記念日に北アルプス燕岳へ。
合戦小屋手前から小雪が舞いはじめましたが、小屋に着く頃には
回復し(陽が落ちて又降り始めました)燕岳の姿が眼前に望めました。生まれて初めての目撃でした。「ブロッケン現象」
わき上がる雲の中に見え隠れ。
明けて11日、日の出前。何しろ「寒い~!」
快晴の空の下にそびえる燕岳に。 「さよなら、また来ます。」
楽しく思いで深い結婚記念日になりました。“Trente-huitieme anniversaire de notre mariage”
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月とすみ
雲のまにまに、中秋の名月。そしてすみ。
“Lune et Sumi”
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空高く
夏の間、快適な日陰を作ってくれた桐の葉。
秋の陽差しをいっぱいに受けています。こころなし、色がくすんできました。虫食いも沢山できました。
「虫食いの 穴からのぞく 秋の空」 おそまつ!
“Ciel tout bleu de l’automne”
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渓
16日、水曜日。午前5時25分。白みかけた空に細い三日月がかかっている。
このパーキングに着いて、3時間ちょっとの仮眠。行く手の山は雲の中。魚籠の中には型の良い岩魚が数匹。午後4時過ぎ渓を上がり宿へ向かう。
17日、木曜日。快晴の空の下。今シーズンの釣りの終幕。
色づいた葉が川面に落ち雪が舞えば、岩魚たちも眠りにつく。
さあ、この路を車まで戻ろう。
峯に降る雪よ、育んでおくれ。流れの中の岩魚たちを。
“Au revoir!”
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町内日帰り旅行
昨日(13日、日曜)自治会の日帰り旅行に参加しました。
朝の7時出発、夜10時帰着の長丁場でしたが楽しんできました。八景島シーパラダイスでのイルカのショー。
横浜ランドマークタワー69階展望台からの景色です。
このあと、中華街の聘珍楼で夕食でした。 何よりも驚いたことは自治会の長老達の
元気なこと。この長丁場に疲れもみせず、帰りのバスの中ではカラオケでの盛り上がり。
私なんか、寝ほうけて目が覚めたらインターをおりていました。
恐れ入りました。でもたのしかったです。いつまでもお元気で!“Tres fatigue”
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リバーサイドでドクターコトー
いつもここで着替えます。
今日は、ウエダーではなく渓流シューズで軽快に。
渇水気味で今のところゼロ匹です。
青空見ながらオニギリを頬ばっていたら、、、
流れの脇で何かが泳いでいるのが目に入りました。
コウモリです。溺れているのかと思い枯れ枝にとまらせました。
岸にあげて、よ~く見ると、なんと、、、、釣り糸が絡まっています。ハサミで切ってあげました。 ところが、、、、
口に針が刺さって頬を抜けているのです。 朝まずめか夕まずめに、
テンカラ師の振った毛針を虫と勘違いして、
くわえてしまったのですね。毛針が見えるでしょうか。太い針で、抜いてあげようとすると「キッキッ!」
と泣いて指に噛みつこうとするのです。車にラジオペンチがあるのを思い出し
車まで連れていくことにしました。川通しに戻ると時間がかかってしまうので
少し下流に下がり斜面をはいつくのぼりました。車まで、約三十分でした。
手術は無事に終わりました。暗い茂みに戻してあげました。
「生きるんだよ!」と、声をかけて。
その後、車で500メートルほど移動し、渇水の渓から4匹の岩魚を
釣ることができました。物語にはまだ続きがあるのです。
車に戻ったのが3時頃でした。竿をしまい、発車しようとした時です。
まだ3時すぎですから、とっても明るいですよね。フロントガラスに
ぶつかるようにコウモリが飛んで来たのです。そして横のコンクリート
壁にとまりました。「あのコウモリの連れ合い?挨拶にきたの?お大事に。元気でね。」
今日釣れた岩魚は、あのコウモリの恩返しだったのでしょうか、、、。
ドクターコトーの顛末です。“Chauve-souris et moi”
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夏休み(2)
ゴンドラに乗って、栂池自然園へ。
湿原展望台からは、白馬大雪渓が望めました。肉眼でも雪渓を登る登山者が
見えるほどクリアな天気です。テントを担いで、あの大雪渓を登った昔、、、。
懐かしいなあ~! 何歳の頃だろう? もう20年も前でしょうか?8月の中旬にもなると、大雪渓もずいぶん薄くなっていますね。傾斜がきつくなり
登るのは大変なのでしょうか?青空に、 フンワリと。
青空の下の夏休み。楽しいことは、「アッ!」という間に終わってしまいますね。
“Vacance d’ete”
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8月15日
英雄叔父です。会ったことはありません。
私が生まれる前に亡くなっています。父は、弟の英雄叔父さんに
ついて多くを語りませんでした。聞かされた事は、「フィリピン沖の
海深くに眠っている。」と言うことくらいでした。 遠くを見る懐かしげな
父の眼差しは今も覚えています。
終戦記念日ですね。” Pour la paix mondiale”
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