ときどき、遠くに、、、
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  • 蝉しぐれ

    強い雨が通り過ぎても曇り空のまま。でも我が家の桐の樹は
    今年一番の蝉しぐれでした。元気の良いミンミン蝉の泣き声に
    つられてアブラゼミも泣きだし、大合唱でした。

    “Chants des cigales”

  • 数時間で

    あと数時間で大雨に遭いますよ。(畑にて)

    “Dans quelque heurs”

  • 祭りの朝

    午前6時。夏祭りを告げる「一番太鼓」のお囃子が鳴り響きました。

    暑くなりそう。葉裏のアブラゼミは「ジジッ」とも泣きません。

    “Au matin du festival de l’été”

  • オオムラサキの森で

    先日行ったオオムラサキの森でオオムラサキの片翼(羽)を
    友達が見つけました。「あざやかな色の紙がおちているな。」と
    最初思ったそうです。それが動き始めたので蝶の羽だと気が
    ついて拾ったと。アリが運んでいたのですね。
    陽の光の下ですと本当に鮮やかな色です。光を浴びながら
    飛んでいたのですね、この羽のオオムラサキも。

    “Dans les bois de Omurasaki”

  • ブナ太郎

    日陰を見つけてオニギリを頬ばっていました。一本の姿の良い
    ブナの大木が背後の山の斜面に「ニョキッ」とそびえています。
    夏草の中にこの大木の名札を見つけました。

    「奥利根のブナ太郎:推定樹齢300年」
    例年5月末まで閉鎖されるほどの豪雪地帯です。300年は立派ですね。
    釣りあげた岩魚のお腹はきみどり色のブナ虫でいっぱいでした。
    ヒラヒラと頼りなさそうに飛ぶコウモリを感慨深く目で追っていると、頭上
    高く飛翔するクマタカの勇姿がありました。

    “Mémoire de l’été “

  • 子育て

    庭のせんだんの木に架けたザルでキジバトが営巣しています。
    数年前、この木ではありませんがやはりザルの巣で子育てを
    しました。その時は2羽巣立ちました。 今度はどうでしょうか?

    大雨で増水したので心配していましたが、10羽無事でした。良かった!

    “Paix aux oiseaux aimables!”

  • 夕暮れのベランダカフェ

    おじさんは、畑で草刈り。おばさんは、庭で花植え。
    日が暮れて、気持ちの良い風が吹き抜けるベランダでお茶を
    頂きました。

    “Cafe sous les feuilles”

  • 立派に育てましたね

    チョウゲンボウのお母さん(たぶん)。今年も頑張りましたね。
    暗い巣に、5羽のヒナが顔をのぞかせました。お父さんはきっと
    名ハンターなんだね。

    車の中から林を見張っていると、すぐ横の木でコゲラがチョコマカ
    動き回っていました。久しぶりの鳥見。

    “Voir les oiseaux,c’est tellement amusant.”

  • 雨あがり

    柿の葉にまだ雨の雫が光っています。スミのお気に入りの場所。
    今年は柿の葉の天麩羅、食べなかったな~。

    「こんな可愛いスミちゃんの写真のせるの~?情報公開で誘拐されちゃうよ。」
      (山の神が申しました)

    “Mère trop indulgente pour son enfant”

  • 静寂の森

    蕎麦やさんが開店するまでの時間、近くにある神社に詣でました。
    猪狩神社を守護するのは、「犬」ではなく、やはり「狼」でした。
    秩父の山奥には絶滅したはずの狼がいまだひっそりと棲息している
    のではと思ってしまいます。「うおおおおお~ん!」

    ヤマブキソウはまだ蕾です。あと数日で開花でしょう。桃源郷はその日
    黄色く彩られて光り輝くことでしょう。 今日の桃源郷はその日を静かに
    待っているようでした。

    K先生が立派な鹿の角を見つけました。それをちょっと拝借して。
    「うちの女房にゃ、角がある!」

    枯葉に覆われた斜面を登ると、足元で声がしました。
    「私を撮して。先月の雪に耐えて頑張ったの」と。

    季節のうつろいの中に生まれ出て、そして消えていく「命」を見た一日でした。

    “Mort et vie”